園長 玉井 英夫
本園は、大正7年1月10日須磨浦尋常小学校付属幼稚園として開園し、106年目を迎える兵庫県で最も古い幼稚園です。
「みんな なかよし おともだち」を保育方針に掲げ、保育で情操を培い、自立心を育成し、親子のふれあい、自然とのふれあい、健やかな体づくりを目的として教育・保育を行っています。全園児30名程の幼稚園です。また、1学年1クラス体制を採用し、きめ細やかな少人数保育を行っています。
学園の建学の精神「体・徳・知」の教育方針として、「体」の部分の週一回の体育あそびは学園運動会に加え「体育あそび発表会」を行うことで日々の「体づくり」の成果を見せています。
「徳」の部分では、身支度を整え、黙って人のお話を聞き、言葉遣いに気を付けて話す等のことが何も言わなくても自分でできるようになってきました。
「知」の部分では、ピロティに設置の「ピロティ文庫」を有効に使って「絵本にふれる」、「英語保育」で「英語脳を育てる」ことができてきました。本園はこれら「体・徳・知」がバランスよく培われてきていることによって、子どもたちが成長してきているものと思います。
さらに、本年度は「音楽教育」に力を入れています。普段からその発達段階に応じた「楽器にふれる」こと。楽器にふれるだけでいい。その経験の積み重ねが学園音楽会やクリスマス発表会等へつながっていくものと考えます。寄贈された遊戯室の新しいピアノも素晴らしい音を奏でてくれています。
本園は、令和4年4月1日より「学校法人須磨浦学園 幼稚園型認定こども園 須磨浦幼稚園」となりました。従来の幼稚園の機能に、預かり・延長保育等の保育所の機能を併せ持たせ、月~土の7時から19時までの預かり保育・延長保育、給食・おやつを提供し、今まで以上に子育て支援の選択肢の幅を広げようとしています。
幅の広い年齢層の先生たちは9名。コロナ等の感染症にも負けず、みんな仲良く楽しく保育に取り組んでいます。
園長 玉井 英夫