須磨浦学園は120周年を迎えました。
本学園が創立されました明治35年(1902年)、その頃の日本は欧米先進国に追いつこうと懸命な努力が重ねられていました。
近代化が急速に進められ、日本の産業革命と呼ばれる時代に当たります。風光明媚な須磨の地に、財をなした政財界の人たちが競って別荘や居を構え始めます。
そして、その人たちが、子弟にレベルの高い教育を受けさせるために小学校を設立されたそうです。
それから、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、高度成長期、阪神淡路大震災、リーマンショック、新型コロナウイルス感染症、ウクライナ危機など、政治、経済、社会の激しい変化の120年を歩んできました。
本学園は、兵庫県で最も歴史のある私立小学校です。
「体・徳・知」を教育方針として、バランスのとれた人間教育に努めてまいりました。
恵まれた自然環境に囲まれて、創立以来、一学年一学級の少人数教育にこだわってきました。
明るく自由な雰囲気の中で、児童一人一人の個性を見出し、豊かに伸ばしてきました。
そして、一年生から六年生までの全校児童と教員がお互いを知り合う和気あいあいとした校風を作り出してきました。
健やかに、たくましく、情緒豊かに育った児童は卒業後、政治、経済、学術、文化など、各方面で多彩な活躍をしています。
多くの方が国際社会でも高く評価されています。
創立から120年、輝かしい伝統と蓄積された教育力を活かして、すべての児童が未来へはばたくための基盤をしっかり築けるよう、学園の総力を挙げて取り組んでまいります。
須磨浦学園への応援よろしくお願いいたします。
学校法人 須磨浦学園
学園長 山本 義和