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リッチモンド小学校で交流20周年記念植樹

2018.11.16

姉妹校のリッチモンド小学校(オレゴン州ポートランド)で須磨浦小学校との国際交流が20年目を迎えたことを記念し植樹式が行われました。YouTubeでも紹介されていますのでご覧になってください。Richmond Elementary School Tree Planting

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須磨浦小学校からのメッセージ

リッチモンド小学校の皆様、記念植樹式典おめでとうございます。

須磨浦小学校とリッチモンド小学校との交流は、1999年の夏にはじまり、今年で20年目の節目の年を迎えることになりました。

1995年1月17日におこった阪神淡路大震災の時に、リッチモンド小学校の子どもたちの中からお小遣いを出し合って、神戸に義援金を届けてくださったことがきっかけとなり、リッチモンド小学校の子どもたちに被災地訪問の希望が膨らんだと聞いております。「国際交流」に積極的に取り組もうと教育計画を考えていました須磨浦小学校が、神戸YMCAの仲介で、リッチモンド小学校の5年生の児童を受け入れることになりました。

以後、毎年6月にリッチモンド小学校の児童が須磨浦小学校の家庭に1週間程度のホームステイを行い、本学での授業や校外学習、音楽会に参加していただく等のプログラムを通して、交流を重ねてまいりました。

また、2005年からは、須磨浦小学校の4・5・6年の希望する児童が毎年2月にポートランドを訪問する相互交流に発展しました。

こうした交流の中で友情がはぐくまれる事も多く、また須磨浦小学校の児童の英語、リッチモンド小学校の児童の日本語への意欲が高まるなど、多大な教育的成果を生み出す交流プログラムに育ってきました。今では、家族同士でお付き合いをされている方々も数多く生まれていると聞いております。

私は、リッチモンド小学校と須磨浦小学校の間だけでなく、米国と日本の素晴らしい関係の礎となるべくこの交流プログラムがもっともっと発展していってほしいと願っています。

国際親善の基は、人と人との相互理解であり、その上に立って友好関係が築かれていくものと考えます。国と国との関係は経済情勢など多種多様な要因で良い時も悪い時もありますが、人と人との関係は国と国との関係を越えて続いていくものと思います。

本日、記念植樹された木と共に、須磨浦小学校とリッチモンド小学校の子どもたち、保護者、教職員の素晴らしい交流がこれからも末永く続くことを祈念しご挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

須磨浦小学校

校長 山本義和

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