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後 1 週 間

2015.02.05

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 子どもたちは、来る15日(日)に開かれる「生活発表会」に向けて最後の仕上げに取り組んでいます。いつもお話させて頂いていますように子どもは《あそびと行事》で育ちます。年間保育計画に設定されている【行事】こそ、その幼稚園の教科書そのものです。一つの行事を子どもと教職員、ときには保護者も参加してやり遂げることで子どもたちは確かに≪育ち≫ます。今日も子どもたちは、タイムスケジュールに従って各学年に設定されている演目である和太鼓・合奏・劇などに励んでいました。しかし一方、幼児教育では【あそび】も重要な保育領域です。だからこそ、本園では、正課保育の中に“・・・あそび、・・・あそび、・・・あそび等など・・・”と設定すると同時に出来るだけ多くの《自由遊び》を設けています。アメリカの哲学者ロバートフルガムはそのエッセー『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』(河出文庫)の文中で次のように述べています。「・・・人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである・・・・・・・・・」。まさにこの一文こそ子どもたちにとって、集団の中での育ちの重要性・あそびの大切さを示唆するものだと思います。
まさしく、子ども人生の道程において幼稚園という教育機関が≪人間の骨格≫作りに大切な【場】を提供しているものだと位置づけることが出来ると思います。

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